ハートファーン

正式名はイヌアミシダ。縦長のハートリーフが人気!

イノモトソウ科 Hemionitis arifolia
縦長のハート状の葉を持つシダの仲間です。極端な感想を嫌うので根元や葉に時々霧吹きで水を与えたりお皿に水を入れて常に湿らせておいた方が調子は良いようです。乾いて葉が白っぽくなってしまうと枯れる寸前で助けられないので注意しましょう。また、葉と葉柄の付いている凹んでいる部分から芽が出てきます。

ポトス

古くから知られ今でも人気の定番観葉植物!

サトイモ科 Epipremnum aureum
ポトスは定番観葉植物ですが寒さに弱いこと以外とにかく丈夫。良く育ちよく伸びる。挿し芽で増やす方もいてとても重宝します。家の中の空気の環境も良くすることで改めて認識されています。最近は新たな品種が販売されていますが、普通のポトス、’マーブルクイーン’、’ライム’がよく見られます。
 

ビロウヤシ(赤ビロウ)

ビロウヤシの仲間ですが変種で刺がなく他種よりも幹が細い

ヤシ科 Livistona chinensis var. boninensis f. meijimai
ビロウヤシは通常葉がついている葉柄と呼ばれる部分に鋭い刺がありとても痛いのですが、変種のオガサワラビロウは葉柄に刺がなく、さらにこちらの種はどうもさらに幹が細く太くなりにくいもののようです。八丈島にかなり古い時期に移されていたものの実生より育てています。実の色がとても綺麗でくすんだブルーグリーンで熟しても色が変わりにくいです。八丈島では赤ビロウと呼んでいるものです。
因みに檳榔(ビンロウ)と呼ばれる嗜好品を作るヤシはこちらではなく檳榔樹という別種のヤシになります。
大型にヤシですがじっくりと育てる観葉植物と思って少しづつ鉢も大きくしてあげると良いでしょう。
 

 

プテリス 色々

日本にも自生する日陰に強いシダ植物です。

イノモトソウ科 Pteris
プテリスの仲間は大型種から中型~小型種まで多くの種があり、観葉植物では小型~中型のものが育てられています。日本にも身近に自生しているものも観葉植物として利用されることもありますが、葉に模様のある種が人気です。シダ植物なので乾燥を嫌いますので水はしっかりと与えお皿にも水を入れておくと良いでしょう。大きく育ってきたら苔のまま少し大きめの鉢に移し替えて、しっかりと育てると綺麗な観葉植物になります。

シャムオリヅルラン

日当たり大好き、丈夫。

キジカクシ科 Chlorophytum laxum
オリヅルランは古くから知られる観葉植物で、株元からランナー(走性枝)をだして次々と増えていく種類ですが、こちらも古くからある観葉植物ですが株元からほとんどランナーは出さず(たまに短く申し訳程度な感じのはでるけど)、根元から子株を出して茂る種類です。株分けで増やしますが、大きく株が育った時に分けて育てても良いでしょう。やや乾燥に強いですが乾燥させすぎたり日照が足りなすぎると葉が黄色くなってくるので注意しましょう。
 

アイビー

つる性観葉植物のポトスに並ぶ代表的存在!

ウコギ科 Hedera cv.
西洋キヅタ、ヘデラとも呼ばれるアイビーは分厚い図鑑ができるほどの多くの品種があります。日本でもかなりの品種が見られるようになりましたが、海外ではもっと多くの葉の変異が見られることでしょう。葉に模様の無いグリーンのものでも葉の形が変わったものもあります。一般ではコレクションは繁殖しすぎて大変なことになりますが小さく育てる分にはとても良いものです。好みの葉の模様・葉の形を見つけてください。伸びすぎたときは切り詰めて長く切って水を張ったコップなどに挿しておけば根が出てくれます。また葉が大きくなってきたときには時々葉を摘んでしまい新たに芽を出させて葉をやや小さめにすることもできます。
 

キヅタ

日本のアイビー

ウコギ科 Hedera rhombea
西洋キヅタいわゆるアイビーと呼ばれている種類の仲間でこちらは日本の山野の自生している日本のアイビー。同様に常緑でよく茂ります。晩秋に地味ですが花を咲かせます。晩秋に咲くため冬に向けて栄養をつけたい昆虫が花の蜜を吸いに結構集まってきます。木立状にしても良し、つる性でも巻くのではなく茎から根を出して幹などに登攀してゆくのでヘゴ棒などに這わせも面白いでしょう。小さな鉢でコンパクトに育てて盆栽風にしても楽しめます。
 

ドラセナ・ゴットセフィアーナ

切葉にも使われているけど、なかなか人気が出てこない?

キジカクシ科 Dracaena surculosa
葉に黄色いスポットの入る幸福の木などのドラセナの仲間。伸び方や草姿がだいぶ違う。茎は極端に太くならず根元から芽が出て叢生する。大きく育ち条件が合うとやや透明感のある白い花が咲く。寒さに弱いので冬場の窓際は注意しましょう。
 

イヌマキ

庭木で育てられる針葉樹

マキ科 Podocarpus macrophyllus
こちらは庭木で育てられているイヌマキの実生です。実生とは種を蒔いて育てたものでその種を蒔いて芽生えて数か月の状態で見せています。このまま、まとめて育てても良し将来よく育っているものにしても良し株分けして、1本づつ育ててみても良いでしょう。ある程度育ったら刈り込みをして小さく丸くしても面白いかもしれません。ただ、小さいうちは刈り込みすぎて芽が無くて枯れてしまうこともあるのでもうちょっと大きく育ってから次の楽しみに移りましょう。
 

オキシカラジューム

ポトスに似ているけど雰囲気は違うのです!

サトイモ科 Philodendron scandens
ポトスと並び古くから知られていますが、今一歩知名度が上がっていない気がしますが、最近はグリーン以外の写真の’ライム’や’ブラジル’という葉の真ん中がライム色の品種が出回ってきています。半日陰でも育つのでとても重宝する観葉植物です。窓際では冬の寒さや夏の日焼けに注意しましょう。
 

トウカエデ

秋の紅葉、小さな鉢植えでも人気

ムクロジ科 Acer buergerianum
秋の紅葉の代表であるモミジやカエデの中でも身近には街路樹などにも使われるトウカエデ。モスカップにして小さな盆景風もしくは苔から芽生えたようにしています。このあとはこのまま小さくコンパクトに育てても良し、ちいさな鉢に植え替えて小さな盆栽風にしてもかわいいものができそうです。

ソテツ

日本原産だが異国感を出すのに最適。

ソテツ科 Cycas revoluta
元々は九州南部以南ですが庭園樹として植栽されている。寒冷地では寒さ除けに、藁をかぶせた風景も冬の景色の一部となっていたが、東京都心では温暖化のせいか藁ボッチを見なくなった。切葉でも使われているが、なにせ固く葉の先端が鋭くて痛い。とはいえ、小さいときは可愛く新芽の柔らかさもなかなか良いです。日当たりが大好きなので日当たりの良いところに置きましょう。乾きやすいので乾きすぎないようにお皿には水を少し入れておきます。肥料はあまり要りませんが鉄分が好きだそうで見えない位置に小さな鉄製のくぎを刺して置いたり鉄分の多い液肥を時々与えてみるのも良いでしょう。そんな頻繁に与える必要はありません。